Vol.1 トヨタカローラ山形株式会社 横澤さん

美濃谷「皆さんこんにちは、今日は県内企業でイキイキ働く5名のゲストから「社会人のリアル」を突っ込んで聞いてみたいと思います!どうぞよろしくお願いします!」

目次

Vol.1 トヨタカローラ山形株式会社 横澤さん

テーマ1 それぞれの仕事について

美濃谷「それではまず1つ目のテーマについてお聞きしますが、今やっている仕事内容やその仕事での成功体験・失敗体験などを伺いたいと思います。トヨタカローラ山形株式会社 横澤さん、いかがでしょうか」

横澤さん「私は入社から7年間、営業職を経験し、現在は採用を担当しています。

営業の仕事で一番嬉しいのは、車乗り換え時にお客様からお礼の言葉をいただいたり、その子供からお礼のお手紙をいただいた時には、今までやってきた仕事が報われたと感じ嬉しかったですね。どの仕事でも大変なことは多いと思いますが、乗り越えた壁が大きいほど、やりがいも大きいと私は思います。」

美濃谷「素敵ですね。特にお客様との距離が近いからこそ、喜んでいる姿が見えるとやりがいも感じられますよね。逆に、失敗体験はいかがですか?」

横澤さん「自分の発注ミスで、お客様から残念がられることが一番苦しかったですかね」

美濃谷「うわあ、胸が痛みそうですね…ちなみに営業ってノルマがあってキツいってイメージの方が多いと思うのですが、実際にノルマってあるのでしょうか

横澤さん「ノルマとは「基準」という意味ですが、多数の企業ではノルマ=目標ととらえています。企業は製品などを販売し、収益を上げ事業の継続や従業員の雇用を守らなければいけません。よって、会社には目標は必要なもので、営業職はその売上目標に対し、達成計画を立てていく。これは私たち従業員側からみても、目標達成のためにいろんな工夫が生まれ自分の成長につながっていると思っています。また、営業の魅力として、多くの様々な人と出会いがあり自分の価値観が広がります。その為にはコミュニケーション力が大事(どんな職種に対しても)なので、恐れないで挑戦してほしいです。」

美濃谷「なるほど、ただ『ノルマ』って聞くとキツいイメージですが、企業が収益を上げるための「目標」と捉えると何だかしっくりきますね。目標があるからこそ、日々の業務に対しても工夫が生まれる…営業だけではなく、他の仕事にも共通する部分ですね。本当に恐がる必要なんてないですね!

営業の仕事を中心にお聞きしてしまいましたが、現在、採用担当者として働かれているとのことですが、採用担当としてのやりがいや苦労話なども伺いたいです」

横澤さん「私は、現在採用担当4年目ですが、一番うれしいことは社員が活き活き働いていることですね。逆に、早期に退職してしまう人がいた時はとても残念です。職場体験や見学等をなるべく入社前に体験してもらっていますが、今後の取り組む課題として認識しています。」

美濃谷「なるほど。ちなみに私の就活の時を思い出すと採用担当者ってちょっと恐いというか、自分には遠い存在だったのですが、苦労や試行錯誤をしながらお仕事なさっているのですね。」

横澤さん採用担当者は基本的に就活生の味方なので、他社を受験するとか他社に決まったとかは、気兼ねせず教えて欲しいですね。」

美濃谷「採用担当者は就活生の味方…素敵ですし、就活生にとってはとても心強いですね!!

テーマ2 学生につたえたいこと

美濃谷「続いて、2つ目のテーマについてお聞きしますが、学生たちに伝えたいことということで、お言葉を頂戴できればと思います。」

横澤さん「自己理解が大事ということです。なぜかというと、自己理解はキャリアの土台となるからです。自己理解とは、自分の体験をもとに物事を考えることです。失敗を恐れずチャレンジし、たくさんの体験をすることで失敗が自身の成長に繋がると思います。

 大学生の頃の私自身に一番伝えたい事と置き換えると、「何でもいいので、自分で決めて行動する、チャレンジする経験」をする事。中途採用の視点から逆算してお伝えします。将来的に自分の事や取り組んできた仕事の「言語化」「再現性」が必ず必要になります。いきいき仕事している(充実して仕事をしている)人の成長が早く、パフォーマンスが高い。いきいき仕事するためには、自己理解が必要。自己理解するためには様々な「実体験」が必要。悩む事が多く、不安も沢山あると思うが、周りに流されて意思決定するのではなく、自分の意志で決めることが大事だと思います。

山形県内で働く魅力

○地方ならではの課題がある!

言い換えれば、「チャレンジしやすい環境がある・大きなことを任せてもらえる機会が多い」ということ。

そもそも〈仕事〉とは、〈課題解決のためにサービスや商品を提供する事〉です。逆に言えば、課題があれば新しいサービスや商品が成り立つということでもあります。首都圏のいわゆる大企業では大きなマーケットに対して、地方に多い中小企業では小さなマーケットに対して仕事をします。どちらでも挑戦・成長の機会はあるのです。縁があって山形での就職を検討しているとすれば、山形は成長できる環境だと伝えたいです。

〇山形県内出身者は、両親が近くに居ることでワークライフバランスの選択肢が増える!

結婚・出産と私生活の変化のタイミングを迎えると「困り事」として多く出てくるのが「子育て」についてです。

「子供が保育園で熱を出したら、どちらが迎えに行く?」

「インフルエンザなどで小学校出席停止になる数日間誰かが仕事を休まなければならない」

そんな状況がまず間違いなく訪れます。私もそうでした。

当時私は営業職でしたのである程度融通が利き、会社も理解してもらえるので「早く行ってきな!」と言ってもらえました。ただ、仕事の予定が急遽変更になるので、約束していたお客様への予定変更の連絡や、上司や同僚にお願いをするという調整が必要になります。当事者になるとこのハードルで悩み、結果子育てを優先して働き方を変えるための転職に至ってしまう人も多いです。自分の希望するワークライフバランスにはどんな働き方が合うのかこの就職活動でも考えてみましょう。

山形に限った話ではありませんが、配偶者となる人がどんな仕事をして何曜日が定休日なのかは、誰も想像ができないと思います。だからこそ、結婚・出産もライフプランの中に考えている人は、「親の協力が要請できる勤務地」であることも就職先を決めるひとつのポイントにしていいのではないでしょうか。

学校生活でやっておいた方が良いこと

「経験・体験を幅広く行う=自己分析になる」
採用担当の視点から見て就職活動で一番重要な事は「自己分析」です。
それは面接試験だけではなく「就職後の自分自身がいきいきと働くことができるか」につながるからです。

①説得力のある自己PRは、社会人と関わる中で生まれる!

「就職活動でもっとちゃんとやっておけばよかった」という項目で毎回1位になる自己分析。机に座って1人で完結させるのはほぼ不可能だと思っています。なぜなら、説得力がある自己PRは必ず自己分析から生まれる「体験談」と「共感できる客観的根拠」がセットになっているからです。だから、自ら行動してアルバイトやインターンシップなど、幅広い多くの社会人と関わる機会をつくる事を意識して下さい。「あなたのここがとても良いね。ここが伸びしろだね。」と社会人から客観的に自分がどう見えているかを知ることも含めて自己分析になります。

②自己分析は「現時点ではこれ!」でOK

自己分析は完璧に固めなければ!という気概で臨む学生さんもおりますが、「現時点ではこれ」という決め方で良いと思います。理由は、「働いていくうちに変化する事もあるから」です。当社のインターンシップもとそういった視点でプログラムしています。

③自己分析で目指す方向が決まる、時には自分の支えになる。

私自身、学生時代に飲食店のアルバイトやインターンシップを数社経験して導き出した軸が「人間として成長できる仕事」「定型作業よりも様々なアプローチを創造してチャレンジできる仕事」の2つでした。自己分析をすることで「時間をかけて悩み、この道だと決めたのだからやり切ろう!」というような前向きなマインドが生まれます。その気持ちを支えに苦難や挫折を越えた先で「この仕事を経験出来てよかった」と思えるのです。

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