Vol.2　株式会社シェルター　大内さん

Vol.2　株式会社シェルター　大内さん

テーマ１　それぞれの仕事について

美濃谷「続いて、株式会社シェルターの大内さんから、今やっている仕事内容やその仕事での成功体験・失敗体験などお話を伺ってまいります。」

大内さん「私は、入社して３〜４年は、社長秘書兼広報室で働き、現在は採用/社員研修を担当しています。秘書業務では、社長のスケジューリングミスや業務が多忙すぎてプライベートの行事を忘れるなど、数々の失敗がありました。広報業務でも原稿や広告の決裁ルートを間違えたりして、切羽詰まってから役員に怒られるなんてこともありましたね。」

美濃谷「私も決裁ルートをよく間違えます（苦笑）。ちなみに成功体験なども共有いただけますか？」

大内さん「成功体験として、大きなものはありませんが、少しずつ、ひとつずつ終わった時に達成感を積み上げていけることが成功体験と言えますね。他には、新入社員研修やそのフォローアップ研修を担当していますが、毎回マンネリにならないように必ず改善改良を加えて開催しています。直近ですと、今年のフォローアップ研修として、これまで本社で行なっていたものを東京支社に変更し、１泊２日とし、２日目は銀座有名建築家物件視察ツアーを初めて行いました。研修後は、新入社員が生き生きした顔で帰ってきたと評価されました。」

美濃谷「成功体験の中で、毎回同じことの繰り返しではなく必ず改良改善を加えるとありましたが、新しい事に対しての失敗（ミス）は怖くありませんか？」

大内さん「あまり失敗（ミス）をするとは考えずに、いいと思うから提案するという考え方で、なぜこれをやるのか、これが誰のためになるのか、何のためになるのかとポジティブに考えるようにしています」

美濃谷「「仕事は、必要だからやる、やりたいからやる、というスタンスの方が楽しめるということでしょうか」

大内さん「そうです。せっかく仕事をするのであれば、楽しくなる方法を考えます。どうしたら自分が楽しくできるか、一緒に働く人も楽しいかを考えています。ちなみに私は高校時代の興味とは別にいろいろなきっかけがあり、現在の職に就いています。ぜひ皆さんには、人との出会いや何かが自分の興味関心につながるかもしれないので、機会を大切にして自分にとっていいきっかけづくりをしてほしい。」

美濃谷「とても素敵な考え方ですね。ちなみに大内さんは県外出身で県外の大学に進学され、海外でも活動されていたご経歴ということを伺いましたが、なぜ山形県にとどまっていらっしゃるのか、山形で働く魅力とは何でしょうか？」

大内さん「JAICAで任されたテリトリーが、たまたま山形だったことがきっかけですね。

１人で３年間山形を担当して、山形の人はすごく面白いなと感じました。地方は何もないと言われますが、逆に地方だからこそやれることがありますし、ないなら自分たちで作ってしまおうというモチベーションの高い人が多いと思います。物の豊かさでは劣るかもしれませんが、人の飾りのない個性に魅力を感じたのが山形にいる理由です。出会った人が、自分を山形にとどまらせています。」

美濃谷「説得力が凄まじいですね。私も学生の皆さんには山形は食べ物が美味しいし、人も優しいし働くには最高ですよっていう事を、声を大にしてお伝えしたいです。」

テーマ２　学生につたえたいこと

美濃谷「続いて、２つ目のテーマについてお聞きしますが、学生たちに伝えたいことということで、お言葉を頂戴できればと思います。」

大内さん「『いつか』と思っているといつかは来ない。やってみたいなと思っていることがあれば、とりあえず踏み出してみることができるのが、これからの人生で一番若い「今」。　思い立ったが吉日。やってみないと良し悪しは分からない。をモットーにしています。

だから時間があるうちに、やりたいこと、行ってみたいところに直接いっていろんな人に会っていろんな体験をして欲しいです。いつかやる、いつか行く、いつかと思っている間は何も実現できません。やってみたいと思っている時に一歩踏み出さないとチャンスは来ないと思います。過去と他人は変えられませんが、自分は変えられます。今が自分の一番若い日なので、若いうちにいろんなことに挑戦して欲しいです。」

美濃谷「大内さん、ありがとうございました。」

　　

あとはちゃんと卒業できるように単位は取ること！！

授業もきちんと受けておくと、社会人になってから引き出しができていることがあるかも…。（自分がそうでなかったので、今更思います。勉強しておけば良かった…。）